ネットワークゲーム歴

オンラインゲームについての話。今から6年ほど前になるか、PCを購入した。名目はインターネットがしたいから。私のPC歴について書くと長いからそれはまた別の話にするとして。そもそもの始まりはディアブロと言うゲームだった。友人から面白いらしいという話を聞いて、ためしにプレイステーション版を購入してみた。私としては非常にツボを刺激されたゲームではあった。極端なゲームバランス、際限の無いアイテムコレクション、操作性が劣悪であることや読みこみ時間が極端に長いことを差し引いても十分楽しめるゲームだった。しかし、噂ほどではない。やはり最大のポイントはPS版はネットワーク未対応だったことか。噂では耳を集めるゲームだとか(激しく勘違い。。。そうでもないか?)心踊る内容である。是非体験してみたかった、そんな時である。

ルナティックドーンⅢ&Ⅳ

まずルナティックドーンシリーズについて簡単に説明すると、ストーリーは有って無いがごとく、・・・いや無い。プロローグらしきもので世界観の説明はあるが、あとは放置プレイよろしく突然ゲームスタート。当然のことながら何をすれば良いのかサッパリ。イベントもフラグ立てもエンディングすら無い(言いすぎ?)ゲームバランスさえ無い。まったくもって私のツボをグリグリと刺激するステキゲームである。そんなルナティックドーンディアブロみたいなオンライン対応ゲームになったと言う。もはや買わないわけが無い。わざわざこのためにPCを購入しインターネット環境を整えたのである。初期設定はめんどくさかったように思う。いまのオンラインゲームのように(それほど詳しいわけじゃないが)巨大なサーバーにミンナで集まってワイワイやるゲームではなく、特定のプレーヤーがホストになって数人でプレイするタイプだったように思う。本来ならある程度オフラインでレベルを上げゲームに慣れてから挑戦すればイイのだが、我慢できずに初プレイからネットゲーム初体験。ちなみにインターネットも初体験。ドキドキしながら見知らぬプレーヤーのいる世界へ。そこはまさに予想外の世界であった。PS版ディアブロをやりこんだ私にとって操作系は全く問題にならず、画面に表示されているオブジェクトも直感的にわかった。お宝の袋がドッサリ。え?拾ってもイインデスカ?整然と並べられているアイテムに作為的なものを感じ、「これは取っていいものじゃないな」と考えた私はアイテムをよけながらウロウロ。そこに第一村人発見ならぬ第一プレーヤーてかホスト発見。慣れた様子の相手は挙動不審な私に対して「はじめまして」と挨拶してきた。おお!フレンドリーな人で良かった。私もすかさず返事をして、今日始めたばかりであることや、落ちてるアイテム拾ってもイイのか?などなど会話しようと思った。・・・が、どうやってチャットするの?マニュアルはざっとしか目を通してなかったのでチャットの仕方がわからない。画面には相手の言葉が空しく続いている。私はナンとか意思の疎通を図ろうとウロウロするが当然通じない。ついに「PKですか?」の言葉とともに相手キャラの魔法が発動。当然即死。・・・以後しばらくネットゲーム恐怖症となる。

いやホントに申し訳無い。初めてで舞い上がってたんですよ。相手にしてみれば無言で挙動不審でさぞ不気味であったろうなと。しかもあっさり即死て。ルナティックドーンのシステムでは彼は犯罪者になってしまったわけですな、ご愁傷様である。その後、続編が出るたびにはまり、アートディンクにはまり、A列車や栄冠シリーズがお気に入りになっていくのである。

パワースマッシュ

さてネットワークゲームも初期の頃はPC専用であったのだが、家庭用ゲーム機においてドリームキャストがモデム標準装備という時代を先取りしたスペックで登場した。本体は先駆けすぎてぽしゃったけどネ。ともかく、電話のジャックにつなぐだけのお手軽さは好感度◎。設定も自由度があって(今のプレイステーションBBは不親切すぎる)クレジットカード無くてもOKってのもうりだ。しかもナニやら専用の高速回線を使ってるらしくアクションやシューティングといったゲームもネットで対戦できると言う。私が挑戦したのはパワースマッシュというテニスゲーム。オフラインでも十分面白い内容だが、ネット対戦はまた違う味で最高に面白い。夜な夜な私の家では友人達が集まりダブルスのネット対戦に燃えていた。ダブルスゆえに下手な奴をフォローしてやったり、ネットワークの通信速度ゆえに若干操作のレスポンスが狂っていたり、シビアにプレイすると言うよりワイワイ楽しくやるのに最適な環境だった。ひとつ言うならダブルスの対戦相手などめったにいなく何時も同じ相手が多かったことか。なかでも相当やりこんでいるらしきコンビがいて豹柄のそろいのユニフォームにラケットがタンバリンとフライパンというテニスをなめきったいでたちであった。初対戦時はミンナ爆笑しすぎて勝負にならなかったのを覚えている。

そんなドリームキャストネット対戦熱だが、その後急速に冷めていくことになる。対応ゲームが十分でないとか理由はイロイロあるが、一番の原因は...電話代である。まさに目が飛び出た。以後ネットゲームは常時接続の環境が整うまで封印されることになる。



※追記、記憶を頼りに書いてみたので若干事実と違う内容が含まれている可能性があります、が気にしない。