南軍騎兵大尉ジョン・カーター

南軍騎兵大尉ジョン・カーター (ソノラマ文庫)
久々に読書の話題。吉岡平の新作、バローズリスペクトシリーズ、「南軍騎兵大尉ジョンカーター」です。もうタイトルだけでやられます。はやい話が火星に行く前のカーターの活躍を書いてしまおうと、南北戦争に焦点を当ててるわけですな。
しましまあ、小ネタ満載である。ホントにこんな出会いやつながりがあったらと考えるとワクワクする、そういった意味では小説として大成功だろう。もちろん私にはわからないネタもあったのだが、肝心のクレメンスがダレなのかわからない。検索してみるとサムエル・ラングホーン・クレメンス=マーク・トウェインだそうだ。聞いたことあるけどな、今度はマーク・トウェインで検索・・・「トムソーヤの冒険」。。。スゲー有名人でした。
あとは意外な場面で登場した従軍牧師さん
>「妻と娘ばかり4人います。特に三女は病弱なので心配です」
・・・・・・ベスのことかーーーー!!!?
感動です、お父さまのララバイですヨ。お父さまはカーターと戦っていましたとさ。
 
結論:南北戦争を知らなくても十分楽しめる。・・・装甲艦の打ち合いは痺れるね。こうしてカーターはアリゾナへ金山を探しにいって、さらに火星へいくわけですなぁ。火星の土方、金星のZ旗の純粋な続編とは違いますが、この設定も今後生かされるのでしょう。私はてっきり、次は坂井三郎氏が召喚されて「大宇宙のサムライ」だ!と思ってたんですがね。