北の零年

北の零年 通常版 [DVD]
今日の映画はこれ。エンドオブサムライ「北の零年」です。
先日の松平健に続き、ケンつながりで渡辺謙とか。ラストサムライっぽいのかな。
てか主演は吉永小百合でしたけど。
ストーリーは、北海道に移住した渡辺謙一家の話。出稼ぎに行ったまま帰ってこない渡辺謙を待つ妻の吉永小百合
ってか、そもそもなんで北海道に移住したんだか稲田騒動を知らないとワケわからないんじゃないかな。
冒頭でその辺端折りすぎな気がするけど。まぁ淡路島が兵庫県な理由なんだけどね。簡単に解説すると稲田家は明治政府よりの立場だったんだけど、旧来の支配体制を改革したい政府が廃藩置県のドサクサで大規模リストラを敢行するって話。
「もう主君なんぞ要らん!」って連鎖的に髷を斬っていくシーンは、サムライ時代の終焉としてとても印象的だけど、よく考えたらこの人たちの行動はとってもサムライ的にみえる。
その後、札幌へ勉強しに行ったまま行方知れずの渡辺謙を待ってみんな苦しい生活を送るわけだけど、吉永小百合は一途に夫の帰りを待ってるように見えてアイヌ豊川悦司といい関係になってます。
クライマックスは唐突です。いきなり数年の時間が経過したかと思うと、渡辺謙が帰ってきます。それも政府のお偉いさんになって。最初はこれでハッピーエンドかと思いました。あとは何故帰ってこなかったのかオチをつければいいだけと思っていたら。
「やっぱ土地を耕すなんてやってランネ。てか、東京にもう妻も子供もいるし」
とかそんな結末。
 
結論:なんかもう後半部分はどうでもよろしい。前半部分だけお楽しみアレ。
てか、先日に続いて、大後寿々花を大プッシュ。少女時代の役なんでやっぱり前半だけ見ればよろしい。